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花ことばの意味と贈り物の心得

#花の贈り物#花言葉

スズランとスイセンの花



花は、視覚的な美しさだけでなく、さまざまな意味や感情を伝える特別な力を持っています。今回は、個々の花が持つ象徴的な意味や、シーンに応じた適切な花選び、また、季節ごとの特別な意味を持つ花を贈ることで、受け取った人に喜びや感動を届ける方法を探りたいと思います。さらに、贈り物としての花の心得を知ることで、相手に最適な花を選ぶスキルを身につけ、マナーや注意点に留意することでより心のこもった花贈りを実現させることができます。ぜひこの機会に、花を贈ることの魅力を再発見してください。


花ことばの基礎知識


クリスマスローズ


花ことばは、さまざまな花に特定の意味を持たせたものであり、その歴史は古く、世界中、様々な形で利用されています。この文化は、他者とのコミュニケーションや感情の表現に役立っており、一見無生物に思える花を言語として再解釈することで、人生の大切な瞬間に彩りを添えてきました。花が持つ色や形、香りを基に特定の感情やメッセージを伝える文化は、時代や地域に応じて変遷してきたのです。

花ことばの歴史と由来

花ことばの歴史は、古代にさかのぼります。ヨーロッパ発祥の花ことばには、ギリシャ神話由来のものも多くあります。古代ギリシャでは、花は神々に捧げるものとされており、その特性に基づいてそれぞれの植物に意味が与えられました。中世ヨーロッパにおいても、花ことばはロマンスやナイトの忠誠心を表現する手段として広く利用されていたようです。
さらに17世紀、オスマン帝国(現在のトルコ)の首都イスタンブールでは非言語コミュニケーションとして「セラム」という手紙以外で想いを伝える手段として、暗号文の役割を担っていました。
そして、花ことばがより一般的に使用され始めたのは、19世紀のビクトリア朝時代のイギリスです。この時期、抑制された社会の中で、直接的な感情表現が難しかったため、貴族社会では、花を使って間接的にメッセージを伝えることが流行っていたとされています。

文化による花ことばの違い

花ことばは、地域や文化によって意味が異なることがしばしばあります。たとえば、ヨーロッパではバラは愛の象徴ですが、中国では幸福と繁栄を意味することもあります。また、日本の桜は一時の美しさと儚さを象徴するのに対し、西洋文化では希望と再生を表すことがあります。これらの違いは、各文化が花に対して持つ独自の歴史や価値観によるものです。これは、花ことばが単に花自体に由来するものではなく、その花を取り囲む文化的背景の影響を強く受けていることを示しています。


花ことばが持つ意味


花ことばは、花が持つ色や形、香りなどに基づいた人々の感じ方や、文化的背景により与えられた特別な意味を持っています。花ことばの起源は古代まで遡り、花の美しさや儚さが人々の心に深い印象を与えてきたことから、それが特定の感情やメッセージを伝える手段として用いられるようになりました。今日では、世界中で様々な場面で花ことばが用いられ、コミュニケーションの一環となっています。

よく知られる花とその意味

多くの花には、その美しさだけでなく象徴的な意味もあります。
そのごく一部をご紹介します。

赤バラ:愛情・情熱・美・ロマンス

ピンクのバラ

ピンクバラ:感謝・上品・可愛らしさ・温かな心

黄色のバラ

黄バラ:友情・平和・幸福・思いやり・幸福

白いバラ

白バラ:純粋・純潔・無邪気・相思相愛・深い尊敬・あなたの色に染まる

赤いカーネーション

赤カーネーション:母への愛・敬愛・深い愛・純粋な愛

ピンクのカーネーション

ピンクカーネーション:感謝・気品・温かい心

紫のカーネーション

紫カーネーション:気品・誇り

白いカーネーション

白カーネーション:純粋な愛・尊敬・私の愛情は生きている

赤いガーベラ

赤ガーベラ:情熱・神秘・挑戦・前進

ピンクのガーベラ

ピンクガーベラ:愛情・思いやり・感謝

オレンジ色のガーベラ

オレンジガーベラ:神秘・冒険心・探求心・忍耐強さ

黄色のガーベラ

イエローガーベラ:究極の愛・親しみやすさ・友情・希望・元気

白いガーベラ

ホワイトガーベラ:純粋・無邪気・希望・律儀

赤いチューリップ

赤チューリップ:愛の告白・真実の愛・大切な人への感謝

ピンクのチューリップ

ピンクチューリップ:労い・誠実な愛・愛の芽生え・幸福

紫色のチューリップ

紫チューリップ:気高さ・不滅の愛・永遠の愛

黄色のチューリップ

黄チューリップ:正直・明るさ・希望・名声

白色のチューリップ

白チューリップ:純粋・待ちわびた・新しい愛

サクラ

サクラ:精神の美・優美な女性・純潔・あなたに微笑む

マーガレット

マーガレット:真実の愛・真実の友情・心に秘めた恋・信頼・誠実・貞節

ヒヤシンス

ヒヤシンス:悲哀・悲しみを超えた愛・ごめんなさい

アネモネ

アネモネ:儚い恋

スイトピー

スイトピー:門出・やさしい思い出・永遠の喜び

黄色いフリージア

黄フリージア:無邪気

紫フリージア

紫フリージア:憧憧れ

白いフリージア

白フリージア:あどけなさ・純潔・無邪気

ミモザ

ミモザ:感謝・優雅・友情・思いやり・秘密の恋

ラナンキュラス

ラナンキュラス:華やかな魅力・光輝を放つ・魅力的

スズラン

スズラン:純粋・純潔・謙虚・幸福の再来

シャクヤク

シャクヤク:恥じらい・はにかみ・誠実・謙虚

アジサイ

アジサイ:移り気・無常・辛抱強さ・家族・和気あいあい

カラー

カラー:清浄・清純・乙女のしとやかさ・華麗なる美

ラベンダー

ラベンダー:沈黙・静寂・献身的な愛・期待・優美・幸せが来る

カスミソウ

カスミソウ:幸福・感謝・親切・清らかな心・無垢の愛・無邪気

胡蝶蘭

コチョウラン:幸福が飛んでくる・尊敬・純粋な愛・清純

ひまわり

ヒマワリ:憧れ・情熱・あなただけを見つめる

ハイビスカス

ハイビスカス:新しい恋・信頼・繊細な美しさ・華やか・勇気ある行動

ユリ

ユリ:純粋・無垢・威厳・無邪気・高貴・自尊心

ダリア

ダリア:華麗・優美・気品・希望・威厳

コスモス

コスモス:調和・謙虚・乙女の純潔・平和

オンシジューム

オンシジューム:一緒に踊って・可憐・清楚・美しい瞳

菊

キク:高潔・高貴・高尚・信頼

アマリリス

アマリリス:誇り・虚栄心・内気・おしゃべり・輝くばかりの美しさ

クリスマスローズ

クリスマスローズ:追憶・慰め・私を忘れないで・私の不安を和らげて

シクラメン

シクラメン:遠慮・内気・はにかみ

ポインセチア

ポインセチア:祝福する・聖夜・幸運を祈る・私の心は燃えている

シンビジューム

シンビジューム:飾らない心・素朴・高貴な美人・華やかな恋

ツバキ

ツバキ:控えめな優しさ・誇り・完全な愛・謙虚な美徳

水仙

スイセン:自己愛・神秘・気高さ

シーンに応じた花の選び方

花を贈る際は、シーンに応じて適切な花を選択することが重要です。誕生日などのお祝い事では、明るく華やかな色の花が好まれることが多いです。感謝の気持ちを表したい場合には、カーネーションやピンク系のバラやガーベラ、白色のダリアが適しています。逆に、悲しみを共有する場面では、白い花が多く選ばれます。贈る相手の好きな色や花を考慮しつつ、花ことばの意味を踏まえて選ぶと、より心のこもったメッセージを伝えることができるでしょう。

特別な意味を持つ季節の花

季節ごとに咲く花々には、それぞれの美しさだけでなく、その季節ならではの特別な意味が宿っています。春に咲く桜は「新しい始まり」や「儚さ」を象徴し、日本文化において大変重要な花とされています。夏のひまわりは「憧れ」や「忠誠」を意味し、その明るい色合いが見る者に元気を与えます。秋のコスモスは「調和」や「優しさ」を表し、落ち着いた雰囲気をもたらす花です。冬にはクリスマスローズが「追憶」を意味し、寒い季節に暖かさを届ける花として親しまれています。こうした季節の花を選んで贈ることで、その時期ならではの特別な気持ちを伝えることができるのです。


贈り物としての花の心得


花を持つ手


花は古くから愛され、多くの場面で贈り物として利用されています。気持ちを伝える手段として、花にはそれぞれ異なる意味が込められており、贈る人の気持ちを効果的に表現するサポートとなります。しかし、その効果を発揮するためには、相手の好みや贈るシーンに応じた花選びと、贈る際のマナーが重要です。ここでは、贈り物としての花の心得について見ていきましょう。

相手に合わせた花の選び方

まず、贈る相手の個性や好みを考慮することが大切です。たとえば、シンプルさを好む相手には、白いユリやカラーのような控えめな花を選ぶと良いでしょう。情熱的な相手には、大胆な色のバラやヒマワリがぴったりです。花にはそれぞれの持つ花ことばがあり、相手への思いをさらに強く伝える手助けとなります。例えば、バラは愛を象徴し、カスミソウは感謝の気持ちを伝えます。さらに、相手の好きな色や花の形状も考慮することで、心に残る贈り物にすることができるでしょう。

花を贈る際のマナーと注意点

花を贈る際には、いくつかのマナーを守ることが求められます。まずは、相手のスケジュールに配慮することが大切です。忙しい時期やイベントが重なる時期には、事前に確認を取ることがベストです。また、贈るタイミングにも注意を払いましょう。挨拶や感謝の意味を込める場合は、相手の手元に届く時間や場所を考慮すると良いでしょう。さらに、花の種類によっては、不吉な意味を持つものもあるため、文化や背後にある意味にも配慮することが必要です。

オリジナルなメッセージを添える方法

花束にオリジナルなメッセージを添えることで、贈り物の価値は一層高まります。メッセージカードの選び方も大切で、華やかなデザインやシンプルなものなど、その時のシーンに合わせた選択が求められます。メッセージの内容は、具体的な思い出や感謝の意を込めたものにします。一言添えるだけでも、受け取る側にとって特別な体験となるでしょう。普段の生活に関連するエピソードをプラスすることで、相手に対する感謝や敬意を深く感じ取ってもらえます。


贈り物をするということ、それは何がいいのか、どんなものが気に入ってもらえるのかと、贈る相手を思いやるところから始まります。お花にはそれぞれ意味があり、シーンに応じて、その瞬間に重ねる気持ちこそ何よりも大切です。今回は、あまり触れていませんが、花ことばには悪い意味もあります。今日ここで、興味を持っていただけたなら、実際に花を贈る際には少し意識していただくと良いかもしれません。そして、受け取る相手の方に、せっかくの想い、花ことばに気づいてもらえるように、メッセージカードや一言添えて渡すことも忘れずに覚えておきましょう。
ぜひ、あなたの素直な心をのせて、記憶に残る素敵な花贈りにしてくださいね。

この記事の著者

angers

flower&Jewelry オリジナル商品の制作販売、またセミオーダー(石の変更・地金の変更・ペンダントチェーンの長さ変更etc…)、フルオーダー(デザイン・石のお持ち込み可、ブライダルアイテムetc…)、併せてジュエリーのリフォーム・リメイクを承っております。

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