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クリスマスリースの由来と飾るタイミング

#お部屋の冬支度#クリスマスリース#リース飾り方#花のある暮らし

年末の訪れとともに多くの家庭を彩るクリスマスリース。それらの持つ温かさと煌めきは、冬の寒さを和らげてくれるようで、目にするだけで誰しも心が躍るものです。しかし、その起源や飾る適切なタイミングについて詳しく知っている人は少ないかもしれません。そこでクリスマスシーズンも間近の今回は、リースの歴史的背景から文化的意義、地域による違いまでを掘り下げ、なぜ私たちがこの伝統を大切にするのかについてお届けしたいと思います。リースを飾るベストな時期について、国や地域ごとの習慣にも注目し、さらに、素材やデザインの選定ポイント、最適な飾り方など、リースの選び方から効果的な見せ方まで実践的な方法をご紹介します。この機会にぜひ、クリスマスリースの魅力を深く理解し、自分らしい飾り付け方のヒントを手に入れてください。

クリスマスリースの歴史と由来

クリスマスリース
ドイツの伝統的なリース『アドベントリース』

クリスマスリースは、家庭や店舗を彩り、ホリデーシーズンの到来を感じさせる重要なデコレーションとして、多くの国々で親しまれています。しかし、私たちが当然のように目にするこのリースには、深い歴史と豊かな文化が息づいています。まずは、その起源や文化的な背景、そして地域ごとの独自性について探っていきましょう。

リースの起源とその意味

リースの起源は、古代ローマにまで遡ります。当初、リースは勝者の栄光を象徴するものとして頭に被ったり、ドアに飾られたりしました。また、古代ギリシャでも勝者への敬意を表すために月桂樹のリースが使われていました。クリスマスリースに関しては、キリスト教が広まるとともに、永遠の命や希望を象徴するものとして利用され始めました。円形のリースは終わりのない愛を表し、キリストの永遠の命を祝う意味が込められています。そして今も、『幸福・豊作祈願』『魔よけ』『歓迎』の象徴、縁起物として私たちの暮らしに広く浸透しているのです。

文化的背景と地域差

クリスマスリースは、その起源が異なる文化や風習によって私たちの暮らしに様々な形で取り入れられています。例えば、ドイツではアドベントリースと呼ばれる、四つのキャンドルを飾ったリースが一般的で、毎週一つずつキャンドルに火を灯すことでクリスマスまでの期間を祝います。また、北欧では、自然の素材を多用したシンプルで素朴なリースが人気です。地域ごとに異なる材料やデザインが選ばれ、その土地独自の文化や自然素材が反映されたリースが制作されています。
実は、使用される花材、色にもそれぞれ深い意味があります。は愛とぬくもり、は生命力、は純潔、金・銀は未来への希望を表します。さらに用いられる植物や装飾品として、モミの木は生命力、ヒイラギの葉は魔除け、実はキリストの血、松ぼっくりは豊作祈願、リボンは絆、ベルは響く音が平和を伝え、邪気を祓うとされています。これらを理解すると、より想いのこもったディスプレイに仕上がるでしょう。

クリスマスリースを飾るタイミング

クリスマスリース
アーティフィシャルフラワーを用いたクリスマス☆ウォールデコレーション

クリスマスリースは、家庭や職場の玄関、または室内に飾られることで、クリスマスシーズンの到来を象徴します。この時期、リースを飾ることでおもてなしの心を示し、家族や友人との絆を深めることができます。しかし、リースを飾るタイミングには様々な習慣や定義があります。ここでは、それぞれの背景と地域による違いについて詳しく見てみましょう。

ベストな時期とその理由

クリスマスリースを飾る理想的な時期は多くの文化や宗教的背景に基づいて決められています。一般的には、クリスマスシーズンの始まりを示すアドベントの開始日(クリスマス前の4週間)、すなわち11月末から12月初めが最適とされています。アドベントはキリストの到来を待ち望む期間であり、この時期にリースを飾ることで、宗教的な意味を尊重します。飾る期間は、1月6日、公現祭(東方教会ではイエス・キリストの洗礼の日、西方教会では東方三博士の訪問と礼拝の記念とされている)までが多く、2月2日、聖濁祭(イエスが生後40日後に神殿で清められた日「マリアの清めの祝日」)までかざる教派もあるようです。一方、日本の家庭では、クリスマスが終わると、玄関先のリースは、あっという間にしめ縄に変わり、一気にお正月の準備に入ります。さほど宗教的な意味合いは気にしなくてよさそうな日本では、飾る期間も自由といった傾向です。町を彩るイルミネーションや、様々なショップのディスプレイに後押しされるように、リースを早めに飾ることはシーズン全体を長く楽しむことができ、何より訪れる人々にもクリスマス気分を早めに届けることができます。

国や地域ごとの習慣

繰り返しになりますが、リースを飾るタイミングは国や地域によって異なります。アメリカやヨーロッパの多くの国では、感謝祭が終わった直後からリースを飾り始める傾向があります。これは、感謝祭からクリスマスまでの期間がショッピングシーズンの最盛期となるため、街中が一緒にクリスマスムードを高める時期に一致します。一方で、ドイツなどではアドベントの最初の日曜日に飾ることが多いです。また、日本では12月に入ってから飾る家庭も多く、年末年始の飾り付けとしての一部と捉えることができます。それぞれの地域の文化や歴史を反映した習慣は、リースそのものが持つ意味や役割にも大きく影響しています。

リースの選び方と飾り方

リース花材
オリジナルリースで迎えるクリスマスはいかがですか?

クリスマスリースは、単なる装飾品ではなく、季節の雰囲気を高め、家の中に温かさと祝祭感をもたらします。ここで、リースを選ぶ際のポイントと、飾る場所によってどのようにその魅力を最大限に引き立てるかをお話したいと思います。素材の質感やデザインの多様性を考慮することで、クリスマスの喜びをより深く味わえるようになります。

素材とデザインの選定ポイント

リースの素材には、伝統的な松やヒバをはじめ、現代的なプラスチックやファブリックを用いたものまでさまざまです。自然素材を使用したリースは、フレッシュな香りと手触りが特徴であり、季節感を直感的に感じさせてくれます。一方、アーティフィシャルフラワーなどの人工素材のリースは耐久性が高く、毎年使うことができるため経済的です。デザインにおいても多様な選択肢があり、シンプルで落ち着いたものから、カラフルで華やかなものまであります。選ぶ際には、家のインテリアスタイルや色合いと調和するかを考慮すると良いでしょう。また、リースに飾られている装飾品、例えばベルやリボン、クリスマス特有のオーナメントにも注目し、自分の好みやテーマに合ったものを選ぶことが大切です。

飾る場所とその効果的な見せ方

リースを飾る場所も選び方と同様に重要です。玄関ドアに吊るすことで、訪れる人々に季節の歓迎を示すことができます。ドアの色とのコントラストを意識して選ぶと視覚的に美しい印象になります。また、屋内に飾ることで、家族や来客が常にその美しさを楽しめます。特におすすめしたいのはリビングルームやダイニングルームです。これらの場所に飾ることで、普段の生活空間が一層華やかになります。また、リースを窓の前に配置することで、外の景色と共に効果的な景観を作り出すことができます。リースを飾る際は、その場所の照明条件も考慮し、太陽光や人工照明によって自然に引き立つような場所を選んでください。視線の高さや向きも工夫し、見るたびに感動を生むような配置を心がけましょう。




モミの木やユーカリ、スギなどフレッシュなグリーンで仕上げた爽やかな香りと癒しを運んでくれるリース。


angersでは、クリスマスリースのオーダーを承っております。生花・ドライフラワー・アーティフィシャルフラワー、それぞれお客様のご希望に沿ったご提案をさせて頂きますので、花材、大きさ、価格等、お問い合わせフォームより、メールまたはLINEにてお気軽にお問い合わせくださいませ。
リースの素材や、オーナメントなどの装飾品にこだわるのも楽しみの一つですが、ご家族や恋人と飾りつけをしながら待ちわびるクリスマス。準備に費やす時間もまた大切にしたいひと時です。
皆さまにとって、温かく幸福に満ちた素敵なクリスマスになりますように。

この記事の著者

angers

flower&Jewelry オリジナル商品の制作販売、またセミオーダー(石の変更・地金の変更・ペンダントチェーンの長さ変更etc…)、フルオーダー(デザイン・石のお持ち込み可、ブライダルアイテムetc…)、併せてジュエリーのリフォーム・リメイクを承っております。

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