空間に馴染むアーティシャルフラワー
そもそも人工的なアーティシャルフラワーはナチュラルなのか?
今年は特にお天気の不安定な夏でしたね。
先の見通しがたたない日常が続き、もうそれが普通の日常になり、あきらめのような抜けきった空気感に逆らうこともなく過ごしています。
ただ夜明けが少し遅くなったり、風の重さが変わったり、何気ないことで季節の移り変わりを感じ、それに何かしら期待してしまう自分もいて、良いことも、なるべくなら避けたしことも、一緒くたに起こったとしても終わる日は必ず来るもの...
その日がいつなのか誰にも分らないことですが、それまで準備を怠らず精進するのみですね。
と、夏を締めてみました。
そして今年の秋はどんな楽しみ方ができるのだろうかと、自然界はもうちょっと先なので、ひとまず先に制作物でご案内です。
早速、そうナチュラルではないですね笑
生花でもここまで濃い茶色のヴァンダはなかなか見かけないかもしれません。
そしてオレンジがかった美しい多肉も...
個性の塊のようなスワッグですが、飾ってみるとそんなに違和感はないですし、ちょっとしたオブジェくらいな感じで浮いても見えません。
彩りといってっしまえば、少しニュアンスが違うのかもしれませんが、何となく温かみや安心感を与えてくれるような存在になればと制作しました。
生花にない色味を楽しめる、アーティシャルフラワー。
それって作りきったモノで、フレッシュさやみずみずしさまでは演出できないのか。
より本物に近いモノを追及して製造されているのでリアルだなぁと思うものもたくさんあります。
虫食いまで忠実に作られたモノとか...(虫食いと感じるのは私だけ?)
でも違うなぁと思うモノも確かにあって、しかしながらそれは色味よりは質感だったり形状に対してそう感じることが多い気がします。
生花を見てきた私には、一つの枝に咲く花、実の一つ一つに個体差がなかったりすることさえ強い違和感を感じます。
なので制作は分解から...
【アーティシャルフラワー 多肉とモスのスワッグ(brown)】
枝も苔も分解から...
綱っがているようで細かく砕かれた葉や枝は、向きを変え角度を変えて組み合わせていきます。
そしてリアルな苔やススキは気を付けていてもぽろぽろふわふわと散らしてしまいます。
本当は違う枝同士があたかもそういう植物だったかのように...
個体差は作る。
制作物は今まで見てきたモノ、奥行や角度、つまりは魅せ方を経験してきた感覚だけで作り上げていきます。
愛情はありますが深みはないです笑
人工的な材料で空間と心に馴染むものを...
人それぞれ見てきたものも、経験したことも、感じ方も異なるのでしょうが、違和感のないモノ、最低でも不快感のないモノ、なるべくならいいなと思っていただけるモノを発信していければと思っています。
徐々に移り変わる季節を、自然に待つのか、自ら取り入れるのか、なんとなくスローな世の動きの中で心が立ち止まらないようにと自分に言い聞かせ、小さいこだわりに浸りながらの日常を邁進中です。
angers|アーティシャルフラワー
angersではアーティフィシャルフラワー・プリザーブドフラワー・ドライフラワーなどを用いたオリジナルのブーケやリースを通じて、ブライダルのような特別な一日から何気ない日常まで、様々シーンを華やかに彩る空間の演出をご提案致します。お好みのイメージに合わせてオーダーメイドでお作り致しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
屋号 | angers |
---|---|
住所 |
〒701-0211 岡山県岡山市南区東畦817-16 |
電話番号 | 086-289-5735 |
営業時間 | 10時~17時 |
代表者名 | 若林 裕子 (ワカバヤシ ユウコ) |
info@angersfleurs.com |