今年もあっという間の1年でした。

お花に携わり20年。

働く場所にしかり、携わり方はその時々で変化しながらも、身をもって経験してきたことで今の自分が構築されています。

家族や一緒に働いてきたスタッフはもちろん、お客様やお取引先の方々にも、支えられ、数えきれないほどの叱咤激励を受け、今こうして続けられていることに感謝しかありません。

あっという間の20年でした。

20年前、生花店での初めての年末は、手の皮膚の全てといっていいほどのしわから出血し、テーピングぐるぐる巻きで、ほぼ寝ずの半月。

31日営業終了後に、水揚げもされていないユリを5本お疲れさまと持たせてもらい、翌日岡山へ帰省したのを覚えています。

良くも悪くも興味の範囲が狭いおかげで、お花に対する熱は未だ冷め切らず、ただいつもこうしてみたいとか、こんな風に表現出来たらなとか、理想と後悔の入り混じったような感覚の中いまもいます。

したかったことが叶ったのに、現実と理想のズレのような．．．

やってみてわかること、同じ立場に立ったからわかる人の気持ち．．．

どうしてあの時は気づけなかったのか．．．

完璧な人生ではなく、無駄のない人生にしたいと思います。

息吹くものに寄り添えるように

縁があり関わっていただけている方々へ、本年も大変お世話になりありがとうございました。

今年もまた落ち着かない社会状況に不安を感じ、様々な規制を強いられる一年でした。

平穏な日常が一日も早く戻りますよう、これより迎える年が皆様にとって幸多き年となりますよう心より願っております。

新しい明日からまたどうぞよろしくお願い致します。

angers