春の芽吹きとこのごろ

春らしい不安定なお天気が続きますが、桜もちらほら咲き始め、お庭の木々の新芽も日に日に伸びて青々とした情景に心が浮足立っています。

この春、息子は卒園を迎え4年間お世話になった保育園から一歩を踏み出します。
思い起こせば慣らし保育から、「ママ！」と言って離れないなどということもなく、お迎え時になぜ来たと言わんばかりに降園しぶりの方が最後まで続きました。
最終的に持ち帰った卒園アルバムに、宝物はパパと書いてあり、改めて母親業は見返りを求めない奉仕活動だと心に刻むことにしました。
4月からは海辺の超アットホームな小学校へ通いだします。
そして母にはさらなる送迎業務が追加されます。
彼が大人になった時どこまで記憶が残っているかはわかりませんが、仕上がった人間性や感性に反映されることを願ってまた6年間奉仕の心で頑張ろうと思います。

さてお仕事の方は、コロナ禍でイベントも最小、分散化されてはいましたが、節目に何かしたい、感謝を伝えたいという気持ちはだれもが持っていて、3月は生花もちらほらお花屋さんぽいなと（お花屋さんなんだけど)楽しく携わらせて頂きました。が、「すごいね！」とか言われることもしばしば．．．あれ私の仕事を誰も信じていない．．．宙に浮いてるなとさらに自覚しました。

看板もない田んぼに囲まれたアトリエから何を伝えよう．．．

といつも堂々巡りで、結局言葉で飾るより作ることで表現するしかない

となるので、できることを丁寧に続けていこうと思います。

フラワーオーダー

オーダーにつきましてはお客様のご希望最優先ですので、我は出しません。

仕上がったものは一度画像で確認いただくのでお写真は撮っています。

見返すとわりと我が出てるなと自分で気づいてしまいました。

どれもふわふわにはなっていて、この後クリアケースにいれておリボンをかけるのですが、「そよいでいますので取り出しの際はケースをハサミで切って出してください」とまで言ってしまうことも．．．

怒られたことはないですが、もしかしたらこの子たちは一生ケースの中で過ごすのかもと思ってみたり、ならそよがないし．．．

が、いちいち立ち止まるわけにもいかないのでケースに入らないのものを↓↓↓

【ドライフラワー　フレームアレンジ（タルホーン）】

中が気になりますね

ぐるぐるのタルホーンというパナマ草の肉穂花序のドライフラワーが入っています。

個性的で力強い印象の花材に、ふわふわとして繊細なスティファを合わせて、強弱のあるリズミカルな作品に仕上げています。

生花にしろ、ドライやプリザーブドにせよ、似た質感のものを並べるのではなくトゲトゲしたものの隣にはコロンと丸みを帯びたもの、またふわふわと揺れるようなものを合わせたほうがお互いが引き立ちます。あまり理論めいたことは好きではないのですが、唯一人に言葉で伝える私なりの表現方法かもしれません。

【ドライフラワー　バトンアレンジ（short）】

【ドライフラワー　バトンアレンジ（long）】

【ドライフラワー　バトンアレンジ（short・white）】

【ドライフラワー　バトンアレンジ（long・white）】

そしてバトンシリーズ☆彡

並べて飾っても可愛いですよ♪

こちらウッドフレームは一度やすりをかけてオイルステインを塗っています。

引っ掛けのロープもそれぞれ編んでいますので、すべて異なります。

上手か下手かというより味があるとあたたかい目で見て頂けると嬉しいです。

そんなこんなで忙しいながらあれやこれや新鮮な毎日を送っています。

変わらずのゆっくりペースがさらに加速しそうで不安ですが、それでも見失わないように前へ進んでいきたいと思っていますので引き続きよろしくお願いいたします。

世界中の誰もが穏やかに落ち着ける春となりますよう願いを込めて．．．