お花を仕事として続けること
すっかり8月も中頃で、今年は梅雨から一気に台風シーズンに入ったようなお天気が安定しない夏ですね。
あれもしたい、これもしないとと気ばかり焦っているうちに、結局何もできず進めずの夏休みシーズン...
そんな猛暑の続く中どこで察知しているのか、ふと目をやるとお庭のバラがつぼみをつけていて、そんな風景に私も季節の移り変わりを気づかせてもらい、さらにはなだめられているような気分にさえさせられます。
隙間時間を集めての仕事とも言えないほどの作業内容で、日々をやり過ごすのが精一杯と落ち込むこともありますが、でも少なからず誰もがそんなもので、月日の流れで積み重ねるものは、目に見える実力だったり隠れた意識だったり、千里眼にも似た感覚的なものだったりそれぞれが混在して人が仕上がっていくのかななんて思ったりもします。
最近私の周辺では「〇〇を始めて今年で20年になります」といった話を何故かよく耳にします。
昨年私がお花の仕事を始めてちょうど20年経ったこともあり、意識的に耳を傾けてしまうのかもしれませんが...
それぞれの20年はどんなだったのだろうと
私はお花に携わることには一貫していましたが、場所も仕事内容もお客様も色々で、寝る暇もない時期もありましたが、今はカメの如くスローなお花生活をさせて頂いております。
先日、息子が言葉もしゃべれない頃からお世話になっている先生が、障害のある子供たちを通して試行錯誤した20年の記録を本にされ、ありがたいことに私も頂くことができました。
本のタイトルは活動のグループ名なのですが、私にはそれ以上に印象強く残ったサブタイトル ~20年のスモールすてっぷ~
中には日々の子供たちの様子やその保護者の置かれてる生活環境や抱えている進路問題だったり、そして今まで出会ったすべての方々、共に携わってきた仲間たちへの感謝の言葉で溢れていました。
人のために努めた20年...
それでもスモールすてっぷと記された先生の人としての強さと生きる姿勢に、なんともやりきれないよな気持ちになりました。
わたしの20年は私のものでしかなかった
「あなたの救いは何ですか?」
私の知り合いの住職さんは生きがいを見失い、そう夜分かかってきた匿名の電話にこう答えたそうです。
「私の救いは話を聞くことです。」
何かに迷ったときに立ち返れる場所
それはシンプルであたたかい自分だけの在り処
「私の救いは人に喜んでもらうこと」
このお話を聞いてわりとすんなりと降りてきたこたえ
この先の人生でお花への携わり方がどう変化していくかわかりませんが、たまに立ち返りながら丁寧に続けていければ良き人生になりそうな気がします。
最後に、20年の想いを詰め込んだ本は本当に本当にすばらしい仕上がりでした。先生自身日ごろから応援して下さる関係者の方々へ感謝を伝えること、障害を持った人やそのご家族同士の縁が繋がればとの目的で作られたものだそうですので、非売品とのこと。なのでワカバヤシ文庫に収めさせて頂きました😊
久々のブログはよりつぶやきめいたものになってしましましたが、朝夕の風も変わって感じられるようになってきたので少し秋に手を伸ばしながら楽しんで制作していきたいと思います。
コロナもさることながら日中はまだまだ残暑厳しい折、皆様どうぞご自愛くださいませ。
angers|アーティシャルフラワー
angersではアーティフィシャルフラワー・プリザーブドフラワー・ドライフラワーなどを用いたオリジナルのブーケやリースを通じて、ブライダルのような特別な一日から何気ない日常まで、様々シーンを華やかに彩る空間の演出をご提案致します。お好みのイメージに合わせてオーダーメイドでお作り致しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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