紡ぎ繋ぐ花の連
連続する息吹が魅せてくれるもの
5月も最終日、春のお花も一通り咲き終えた庭につぼみをつけた紫陽花と、実がなり始めたまだまだ小さなベリーの木々が初夏の終わりを告げるように照り輝いて、雨が上がるたびに目に映る景色が新緑から深緑へと色濃く移り変わってきました。
同じお花でも色の出方や咲き方は毎年違って、もちろん成長もあり、花をつけない年もあったりで、庭いじりをしたり、水やりをしたりの日常は、繰り返しのようで少しずつ変化していく景色に浄化されているような感覚を覚えます。
地上に姿を見せるのはひとときのことで、それ以外は物静かに土の中でしっかりと根を張り巡らせているのかと思うと、正しいなぁと頭の下がるような...
その上でごろごろしていたかと思うと、急にいそいそと動き回る動物たちにもまたそれぞれの都合があるのだろうと、横にも前にも目をやりながら変わらぬのどかな日常を過ごしています☺
さて少しずつですが、アーティフィシャルフラワーのスワッグやリースをアップしています。
お花やフォームはそれぞれ違いますが、どれも一輪一葉ワイヤーをかけ繋いだものです。
言葉にすればただそれだけのもので、バランスや配列、花や葉のアップダウンのつけ方は一個人の感覚です。
こういう形に仕上げたくて繋いだものではなく、繋いだものがこの形に収まったというのが正しいかと思います。
オーダーの時にはそもそも作り方が入れ替わるので、もう少し真面目に制作しています☺
アーティフィシャルフラワーにも個体差があって分量はもちろん枝や葉の向きなどもまちまちです。
機械なのか人の手なのか、生花にはない不自然さ、例えば枝がすべて一方方向に向いていたりするようなものもあって、私は基本的にすべて分解して作るので、あえて自然に戻すように手が動いているような気がします。
鏡に映しながら、違和感を消すように繋げていくことは、どこかエゴと理想の入り交わった連なりとなって息づきます。
静かに主張することなくそこに存在するもの...
目に見えるものと見えないものの境界線をなくすように
たいして深みのある想いを抱いて制作しているわけではないですが、モノの美しさを追求するなら行きつく先は自然という域に達するのではないかと思っています。本来は自由にならない域に、近づけるあるいは戻す連続作業は一輪一輪の声を聴きながら、一定でない繰り返しを経て仕上がっていきます。
そんな流れに添うように、この先も生き物や植物と同じ目線で、平らな心で、息を吹き込む作り手でありたいと思います。
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明日から6月ですね。
早いもので今年ももうすぐ半分終わるのかと思うとぞっとしますが、梅雨が明け、夏の盛りを迎えればさらに青さが増す庭を整えながら、変わらずゆっくり進みたいと思います。
angers|アーティシャルフラワー ジュエリー
angersではアーティフィシャルフラワー・プリザーブドフラワー・ドライフラワーなどを用いたブーケやリース,併せてオリジナルジュエリーの制作を行っております。ブライダルのような特別な一日から何気ない日常まで、寄り添い共に時を重ねて頂けるアイテムをご提案致します。お好みのイメージに合わせてオーダーメイドも承りまっておりますのでぜひお気軽にご相談ください。
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